安比奈のなないろディップスイッチ

世界一悪い観客、安比奈誠伸のブログです。
アイドル声優たちよ、無駄飯、無駄酒、無駄口、無駄遊び、無駄ショッピングの後は、これを読め!
声優志望者たちよ、続けるか辞めるか、迷った時はこれを読め!
アニメ首脳陣よ、声優ファン・アニメファンからどうやって搾取するか、煮詰まった時はこれを読め!
炎上上等!!突撃上等!!
素人の傍目八目な爆言で、喝!!

警告!声優ファンやアニメファン(特にネギまファン、リリカルなのはファン、ゼロの使い魔ファン)は読むのをやめた方が無難です。


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その9:『だから声優やめられない!』を読んでみたの巻

悟空と仲間たちが待っている
前回、コメントを頂いて、まだ勉強不足だなと感じた。
もう少し、声優というものを知る必要がありそうだ…。
そこで、とある本を購入した。今、手元にその本がある。
『山ちゃん』の愛称で親しまれ、洋画の吹き替え、アニメ、俳優、タレントで八面六臂の大活躍の、山寺宏一氏の著書、『山寺宏一のだから声優やめられない!』という本だ。
この本は、1996年から2000年までの間声優雑誌に連載されていた、山寺氏と声優さんたちの対談を一冊にまとめたものだ。
第25回まであって、どこからでも読めるようになっている。
これがなかなか面白かった。
特に印象的だったのは、鶴ひろみさんと冨永みーなさんの回だった。
鶴さんが話したエピソードの一つが、感動的だった。
白血病にかかった息子がいる母親から手紙が来た。
息子はドラゴンボールのファンなのだが、もう次のドラゴンボールの映画までは生きていないだろう、というものだった。
そこで、孫悟空役の野沢雅子さんが中心になって、その子にメッセージを録音したテープを贈った。
「次の映画、絶対観に来てくれよ」
そして、その子は次の映画を観ることができた。
ドラゴンボールを観たくて、命を燃やした…このエピソードは感動した。
悟空が、ブルマが、ヤムチャが、クリリンが…みんなが映画館で待っている。
会いたい。みんなに会いたい…。
約束するね。待っててね。絶対会いに行くからね…。
その一心で、その子は生きたんだろうと思う。
悟空との約束を守れて良かったなあ…。


何かが違い始めていた
でも、鶴さんと冨永さんはこんな話もしていた。
「アイドル声優を終えた人は声優になれないと思う。やはりきちんと芝居できなきゃ難しいんじゃない」
「アイドル声優だろうがなんだろうが、お芝居の上手な人なら認める。お芝居の下手な人はイヤ」
「今、声優をちゃんとやっていて声優というんじゃないんだよね。何か一個仕事したらもう声優さんだもの。時代は変わったね」
これは冨永さんの発言。
「声優ですって現場に来る若い子を見て思う。アニメとか観ていて、ちゃんとお芝居しようよ、人のマネはやめようよ、誰がしゃべっているのかわからないっていうのはやめてって」
これは鶴さん。
なるほど、この頃からすでに、何かが違ってきていたのか。
若手声優に対する苦言は、他の対談でもある。
高島雅羅さんと銀河万丈さんの回。
高島さんいわく、
「スタジオにいても落ち着かない若い子が多いのよ。人の台詞なんて聞いちゃいない。自分の分をやったら、パッと出ていっちゃう。なんで20分ロール終わるまでいられないんだって思っちゃう。共同作業なんだから」
「コーヒー買いに行ったり、タバコ吸いに行ったりしちゃうわけ。それも人がしゃべっている時に平気でドア開けて出ていくのよ」
「トチらずやるけれど、何も伝わらないの」
銀河さんいわく、
「うるさくてしょうがない。あれってたいがい若い子だね」
「みんな手をつないでぬるま湯にいられると思っていられると思うことが不思議。手をつないで安心していられるっていうことがわからない。特にこういう仕事を選んでいる人たちが」
続いて大塚芳忠さん。
「今の若手はふっと来て、ふっと帰って何のコミュニケーションもしないで帰っちゃうものね」
田中真弓さん。
「最近アニメのスタジオなんか行くと悲しくなる。自分のセリフだけ守りたがる人が多い。若い人はそれで精一杯なんだね」
「教える仕事が増えたけれど、(中略)暖簾に腕押し、蛙の面に小便なんだな」
「(若い声優に)『あんたみたいな声の人はいっぱいいるし、どんどん出てくるんだから。40代、50代になったらどうするのよ。そういうこと考えておかないと』って。すると彼が『真弓さんのおっしゃることわかるんですけど、僕はそこまで声優でいたいと思っていませんから。仕事なくなったら別のことやりますから。別にそんなふうに考えていないんです』って。カック~ンときたわ」
三ツ矢雄二さん。
「声優になりたいって子たちに接したとき、声優に対する意識の低さに最初がっかりした。俳優にはなれないけれど声優にだったらなれそうだからっていう子が多いの」
そうか、10年前でさえこうだったのか。
それなら、今の現場はどんな状態なのか、想像にかたくない。
単なるジェネレーションギャップという言葉だけでは、片付けられないような気がする。


声優ってなんだろう
この本に出ている人たちは、みんな今でも活躍中の人ばかりだが、今の声優界を見てどう思っているだろうか。
「活況だな。世間にも認知されてきたし、いい状態だ」と思っているか。
「あいつらはどうにもならないな。顔や声がかわいいだけでまるでだめだ」と思っているか。
絶対後者だ。
いい状態のわけがないじゃないか。確かに金が動くという点では活況かもしれないが、声優の質、アニメの質は落ちるばかりだ。
イベントをやるのも、コスプレして歌うのも仕事だから仕方がないのはわかる。
しつこいようだが私は、それが悪いとは言っていない。
いっそヌードになったって構わない。いや、やるならそれくらいやれ。中途半端に色気出すなと、はっきり言わせてもらいたい。
アイドル活動、それ自体はいいんです。声優は商品なんですから。
だからってそれが芝居が下手だということの免罪符にはならない。
しかし、事務所に一番金をもたらすのはアイドル声優だ。金を生み出す人間が優遇されるのはどこの業界でも同じこと。
実力があるのに出番がなくなって、養成所の講師をやっていたり、端役をやっているばかりのベテランがいる。
舞台があるだろうとはいっても、それだけでは食べていけない。だから声優を続けるしかない。
もともと舞台俳優のアルバイトから始まった声優業界だが、そのアルバイトさえ今はままならない。
もはや怒りを通り越してあきらめが先に立ち、もうダンマリしかない。
でも、たまりにたまった不満はいつか爆発せずにいられるものだろうか。
この本に書かれたことではないが、こんなこともあったらしい。
あまりにも態度の悪い人気若手声優がいて、休憩時間にベテラン声優が、
「監督さん、あいつ、ぶん殴ってきていいですか?」
本当かどうかはわからないが、こういうことが実際にあってもおかしくない。
では、最後に鶴さんの言葉。
「声優っていったい何なんだろうって思う」
ほんと、声優ってなんだろう…まだわからない…。


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  1. 2006/02/26(日) 17:31:55|
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その8:それでもアニメと声優はだめですかの巻

『ネギま!主題歌を1位にする』運動はやめなさい
最初に訂正をしなければならない。
第3回で、第二期『魔法先生ネギま!』が放送されるらしいと書いたが、まだ正式決定ではなかった。
現時点ではあくまで噂の段階でした。お詫びして訂正します。
では、今回はまず、それを踏まえてというわけではないが、『ハッピー☆マテリアルをオリコン1位にする』運動をメッタ切りにしてみる。
いきなりだが、言ってしまおう。
悪いことは言わない、金を損したくなかったら、そんな運動やめなさい。
もう放送は終わってるだろう、と思うだろうが、もし第二期『ネギま!』の放送が正式決定したら、絶対『第二期ネギま!主題歌をオリコン1位にする』運動が起こるはずだ。
放送一年前からのキャラソンCDの発売、さらに頼みもしないのに勝手に起こしてくれた運動のおかげでレコード会社はボロ儲け。こんなうまい儲け口、レコード会社が放っておくわけがない。そこで、再アニメ化に向けて働きかけるだろう。
そして、リターンマッチのつもりで『第二期ネギま!主題歌をオリコン1位にする』運動が始まることになる。絶対に、と言ってもいいくらいだ。
やめなさい、そんな運動は。体力の無駄、電気代の無駄、金の無駄、時間の無駄だ。
前回の『ハッピー☆マテリアルをオリコン1位にする』運動と同じことの繰り返しになるだけだ。絶対になる。
なぜそう断言できるかと言うと、参加した人のページを見てみると、『なぜ1位になれなかったのか、なぜ紅白に出られなかったのか』に触れているところがほとんどない。あっても、「ランキング操作をされた」だの、「選考が不正」だの、人のせい周りのせいにして、ここがいけなかった、自分たちの努力が足りなかった、という反省をしているところはまったくない。
ひどいのになると、NHKに抗議したバカまでいるらしい。
自分らのやったことはランキング操作だと思っていないところが、これまたおかしい話だ。
それどころか、「マスコミに取り上げられた」「1位にはなれなかったが、オリコン上位に入れた」、「紅白スキウタの50位に入れた」などと、あまりにも安っぽい達成感で満足している。


それでも運動に参加しますか?
オリコン上位に入れて、どうなったか?
テレビの音楽番組でのランキング紹介では曲名だけ出して、あとは完全に無視。
ワイドショーでのランキング紹介では、アナウンサーのコメントは「すみません、全くわかりません」。
勉強不足?誰も知らない曲のことなんて、調べてコメントしてどうするのでしょう。
紅白スキウタの50位に入れて、どうなったか?
ワイドショーで組まれたスキウタの特集で、『こんな歌、知らんぞ!!』部門に選ばれた。お茶の間の笑い者になった。
これが、『ハッピー☆マテリアル』に世間が下した評価だ。
ある歌手が「これね、なくなってほしいですね」と発言したことから始まった運動だが、この扱いが、結果的とはいえ彼の言葉が正しかったことを証明している。彼だけでなく、世間もそう見ているのだ。
しかし、これで良かったのだ。
1位になったところで、やはり無視されるのが関の山。
まして紅白に出ていたら、全国的に恥をかくだけだったに違いない。
理由は簡単。誰も知らないから。
ネギま、秋葉原では大概の人が知っているでしょうが、一駅(総武線では浅草橋、御茶ノ水。山手線では御徒町、神田)行っただけで、もう誰も知りません。
夜中にやっていたアニメなんて、誰も知りません。
それで紅白?身の程知らずにも限度がある。原付の免許取り立てで、鈴鹿の8耐に出るようものだ。
どうです?それでもあなたは、運動に参加しますか?
「アニソンで日本の音楽アーティストたちを圧倒し、オリコン1位を取って歴史に名を残し、荒廃した邦楽業界に革命を起こす」
革命?チェ・ゲバラにでもなったつもりか?
ん?ちょっと待てよ。荒廃したってのはどういう風に荒廃しているんだ?アニソンを無視するからか?
それに、アニソンじゃなくちゃ革命は起こせないのか?POPやROCKじゃだめなのか?
だいたいが業界なんて、昔からクソミソなところがあるだろう。それでも、すごい奴はすごいし、見られる奴は見られるじゃないか。
『ハッピー☆マテリアル』はそのすごい奴だと言えるのか?
うまいことを言って、自己満足の口実に『ハッピー☆マテリアル』を利用しているだけだ。
それでもやりたいのなら、どうぞ、ご自由に。金をドブに捨ててるんだ、バカなことやってるんだって自覚はしておいた方がいいと思うけど。
どのみち、また同じことになるだけだから。
失敗するのは仕方がない。失敗したくてする人間はいない。だが失敗を反省せず、そこから学ぼうとせず、人のせいにする。だから同じ失敗を繰り返す。
そういう奴こそ、本当のバカだ。
もうこうなったら、開き直って偏見に耐えて本物になろうとするしかない。
来るかどうかもわからない、認められるその時まで。
ここまで言われて悔しかったら、前回のことをよく反省して、次はどうしたらいいか、対策を考えてみな。


アニメ声優はアウトカーストだ
話は変わるが、やはり、声優にも問題があるとしか言いようがない。
あるアニメイベントのレポートより。
司会者の声優が、大の大人の客に向かって、
「良い子の皆さ~ん!こんにちは~!」
アニメのコスプレをした声優が、
「悶々としながら一緒に唄ってほしいです」
「生暖かい視線とやさしい心を感じました」
良かったですね。見下される側から、見下す側に回れて。もっとも、イベントが終われば、また見下される側に戻るんだけど。
いや、無視される側に戻ると言った方が正確か。
もうはっきり言ってしまおう。アニメ声優は、ちゃんと存在しているのに役者としてどころか、存在すら認めてもらえない、言ってみればアウトカーストだ。
言葉が悪いというなら、ミソッカスとでも言おうか。
ある声優がオリコンチャートのランキングで二位になった。テレビの音楽番組に出演することになったが、前説のとき客席から「誰それ」「知らない」の声が上がったらしい。
知っているはずがない。それまでテレビはどこも取り上げなかったんだから。
もっとも、武道館でコンサートの経験があるという説明で観客からどよめきが起こったが、「こんなすごい人だったのか」と思ってくれた人がどれだけいただろうか。
武道館でコンサートをした声優は前にもいた。その本人は『脱・声優』を宣言しているが、世間はそうは見てくれず、声優の肩書きは取れていない。それどころか、テレビにも出たという話を聞いたことがない。だから『そっち方面』の人を除けば、誰も知らない。
いくら武道館でコンサートの経験があると言っても、世間は認めてくれないのだ。
余談だが、残念ながら武道館は、金さえ払えば人気や知名度なんかどうでも、たとえ素人でも貸してくれる、そういうハコ(会場)なのだ。
それでも、歌える人はまだいい。歌手としてやっていくという道があるのだから。
歌えない人だったらどうか。もう悲惨だ。
イベントが終わってみれば、また、無視されるか見下されるかだ。
「何も悪いことしてないのに、見下されるくらいなら、見下す方に回ってやる!」と思うのも無理はない。
だが、晴れて見下す方になれたって、ほんの一時だ。ミソッカスはミソッカスのままだ。
このまま一生ミソッカスのままでいいのか。「私はミソッカスです。でもオタクもミソッカスだからそれでいい」と開き直るのか。
役者としてのプライドはないのか。
わかってるんだろう、このままでいいのか、いけないのかってことは。
ミソッカスでいたけりゃ、そのままいればいい。
ミソッカスが嫌なら、行動を起こしてみな。
どっちも嫌なら、声優なんか、役者なんかやめちまえ。
私は厳しいよ。このまま何もしないようだったら、もっときついことを書くから覚悟しなよ。
  1. 2006/02/18(土) 21:09:31|
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その7:人生の乗り換え切符は買いにくいの巻

あの企画は失敗だった
前回、美少女アニメの新機軸のアイデアを出したが、あれは失敗だった。
舞台を保育園にしたのがそもそも失敗だった。
なぜか。全然別の意味で人気が出るかもしれないからだ。
いわゆるロリコンな人々に、だ。
主人公・妻沼は徹底無視、園児と保育士の出るシーンだけ見るんだろう。
イベントをやったら、保育士を演じる声優陣はエプロン姿、園児の声優陣は園児服姿で出てくるんだろうな。どんな光景になるか、想像しただけでおぞましい。
そして、妻沼の悪口大会が始まること間違いなしだ。「男尊女卑」だの「サディスト」だのと。
実際、そういうケースがあった。とあるギャルゲーのアニメのイベントで、主人公の悪口大会の様子がビデオにきっちりと収録されていた。女性声優陣が観客そっちのけで、主人公の悪口を叩き続けた。客席は笑っていたが、これをビデオで見ていた私はあきれた。
公の場である以上、言ってはいけないことは、言ってはいけないのだ。
それはともかく、あれじゃ新機軸にも何にもならない。舞台を教会、あるいは神社にした方がまだ良かったかな?
では、前回の話はこのくらいにして、今回の本題に入ろう。


安易な自己実現ブーム?
声優志望者は増える一方だが、レベルは下がる一方なのは以前に書いた通りだ。
お笑いタレントが安易に声優をやっている現状では、「声優なんて簡単なんだ」という考えが蔓延してもおかしくない。
だからアニメファン、声優ファンが「私にもできる」「あの声優さんに会いたい」と、安易な考えでどんどん養成所に入る。現実を知ってさっさと中退する者もいれば、卒業までダラダラと過ごし続ける者もいる。
始めは真面目にやっていても、周りのだらけた空気に毒されてだんだん腐っていく場合もある。
そして、結局養成所を出てもどこのプロダクションにも入れず、人生の無駄遣いで終わり。就職しようにも、ブランク期間が長くて、それもままならない。
安易に夢を追った結末は、ろくなことがない。
ところで、安易に夢を実現をしようというのは何も声優に限ったことではない。他の分野にもあるのだ。
ある有名な精神科医が書いた本に、『安易な自己実現を夢見る女性たち』という章があった。
それをダイジェストで書いてみる。
<ケース1>『カウンセラーになりたい病』
最近、かなり体の調子が良くなっている。(何の病気かは書かれていない)そこで仕事を見つけようと考えた結果、カウンセラーになろうと思っている、と医師に話す。自分と同じように苦しんでいる人の力になりたいと言うが、本音は向こうにしゃべらせておいて、自分は黙って聞いていればいいから、自分でもできる、それにカウンセラーという響きはかっこいいと思っただけのことだった。患者は「もちろん、人のために何かしてあげたいという気持ちもありますけど」と言うが…。
これに対して医師は、「人のために何かしてあげたいなら、お年寄りのヘルパーになってはどうですか。高齢化社会の到来で、いくらでも募集してますよ」。
患者は「……」。
患者は白けてしまった。医師は、あまりに安易にカウンセラーに憧れるので、お灸をすえるつもりで言ったのだ。
<ケース2>『日本不適応で日本語教師』
過食症の患者。大学受験で失敗し、父親の「お前の成績では浪人してもろくな大学に入れないだろう。かといって高卒では結婚のハンデになる」という考えで、アメリカに留学する。サクラメントの語学学校に入るが、日本人の友達と遊んでばかりで、英語力はあまりつかず。
二年後帰国するが、就職先が見つからず、アルバイトもせず無職のまま。不安から過食症になる。
留学生にありがちな、帰国後日本になじめない、『日本不適応』という状態だ。
「薬で症状をある程度抑えることはできるが、それだけではだめ。自分の生き方に合った就職先を見つけることが何よりの特効薬です」と医師はアドバイスをする。
しばらくして、患者は得意満面でやってきた。
「日本語教師というのはどうでしょう。これなら語学力も生かせるし、天職じゃないかと思いますが」
日本不適応の人は日本語教師になりたがる、これがお決まりのパターン。だが今、日本語学校は淘汰の時代に入っている。ということは、日本語教師もいらなくなるということ。海外で失業した日本語教師が次々帰国している事実を話すと、
「留学した人間を受け入れられない日本の社会が悪いんですよ。そんなの絶対におかしい!」
こういう人は、自分が日本に適応できていないことを認めない限り、良くはならないのだそうだ。
<ケース3>『人になじめなくて動物看護士』
どの仕事をやっても長続きしない。人間関係がうまくいかず、すぐに辞めてしまう。ストレスから過食症になる。
こういった社会に適応できない状態を『人間不適応』という。人からかわいがられたいという願望が強く、ちょっとしたことで嫌われている、いじめられていると逃げ出してしまう。
ある日、「いい仕事を見つけられそうです。動物看護士です。動物が相手ならしゃべらなくてもすむから」とうれしそうに医師に言った。
実は、人間不適応の患者はよくトリマー、動物看護士という仕事を見つけてくる。だが、それはかわいがられたい願望の裏返しで、自分の代わりに動物をかわいがりたいだけのこと。それに、動物より飼い主との関わりが重要なので、人間不適応では勤まらないのだ。だからといって、患者のやる気を削ぐようなことはできず、医師は「今度こそ長続きするといいですね」と、激励(本音は気休め)をした。
そして一ヶ月後、医師の予想通り、患者は動物看護士の専門学校を辞めてしまった。「授業を受けているとイライラしてくるんです。あんなに動物看護士になるのが面倒だとは思いませんでした」とのことだった。結局、また元の木阿弥に戻ってしまった。
この3つのケースはほんの一部で、実際にはもっとあるのだろう。


人生の乗り換え切符はプラチナチケット
また、『起業バカ』という本を最近読んだ。
脱サラして事業を始めた人のほとんどは失敗に終わっている。その失敗例がたくさん登場している本だ。中には、失敗を乗り越えて今でも残っている会社も登場しているが。(ユニクロ、ドン・キホーテなど)
「成功するのは1500人に1人」
「『起業のススメ』本はほぼインチキだ」
「あなたもホリエモンになれると思ったら大間違い」
そんなことが書いてあった。
『中小企業挑戦支援法』という法律が作られ、設立時は1円以上の資本金があればいいということになり、『1円会社』と呼ばれる会社が乱立した。
しかし、これには落とし穴がある。設立から5年以内に、有限会社であれば最低資本金300万円、株式会社であれば最低資本金1000万円を用意しなくてはいけないのだ。それができなければ、当然倒産となる。主婦や学生が、次々起業しているというが、それだけの売り上げを素人が上げられるのだろうか。まずできっこない。
それに、備品(パソコン、消耗品など)を揃えたり、かなりの出費は免れない。しかも、営業をかけなくては仕事は入ってこない。売り上げを上げるまで、予想以上に費用がかかって、こんなはずじゃなかったと気づいた時にはもう遅い。借金の山だ。
結局、損して得取れず、倒産となる場合がほとんどだ。
楽して儲けるなんてことは、やっぱりできないようだ。株で大儲けした無職の男性がいたと聞くが、どうせ欲張りすぎていずれスッカラカンになるんだろうけどね。
金儲けに限らず、そんな簡単になりたい自分になる事はできない。
そんな簡単に自分を変えることはできない。
人生の乗り換え切符ってやつは、やっぱりめったなことじゃ買えないプラチナチケットなんだろうな。
  1. 2006/02/12(日) 01:43:09|
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その6:それならアイデア出しましょうの巻

賛否両論ありました
一休みの後は、また殺伐とした文章に戻る。
そろそろ検索エンジンで、このブログが出る頃かな…と思って検索してみた。
するとありましたよ、ここの文章に対する賛否両論。
「納得した」「いいことを書いてる」と賛辞を書いてくれた人がいた。
でも、批判もしっかりとあった。
感情論の嵐で、文章の体をなしてないのもあれば、第3回を読んで『無責任』だというのもあった。
どこが無責任なんだ。
だから、どうしたらいいかのヒントは書いてあるはずだろう。他が読めて、なぜそこだけ読めないのか。
悔しかったらがんばってね、これがよほど悔しかったらしい。じゃ、なおのことがんばってね。
とは言っても、私も文句が多すぎたところは確かにあったかもしれない。
一体どうすればいいかの提案、それが足りなかったのは反省しなければならない。
何か方法はないか…あった。
それでは、アイデアをこちらから出しましょう。
第4回にちょっと書いたのを発展させた、『今までにない、美少女アニメのアイデア』を。


これが美少女アニメの新機軸(?)
美少女たちが出ている放送告知の広告をアニメ雑誌、声優雑誌に打っておく。
美少女たちはお決まりのパターン。幼なじみ、お嬢様、勝気、無口、etc。
美少女たちの絵は、煽情をかきたてる、徹底した萌え絵にする。
ここまでは今までと同じ。
そして、ストーリー。絵に釣られて見たオタクがどんな反応をするか楽しみだ。
舞台は、とある街にある、私立ゆりのは保育園。
ここから巣立っていった園児で、大人になって優秀な人材となった卒園生は数多い。まさに名門保育園の名をほしいままにした…のは、既に昔の話。
今は…園児の数は定員の半分にも満たず、自由と放任をはき違えた教育で、園児たちは保育士の言うことをろくに聞かない。
そして抱えた、莫大な借金。園児が一人でも辞めたら、即廃園。
ゆりのは保育園はまさに、崩壊寸前…。
理事長が夜逃げしてしまい、残された書き置きにより、後任の理事長に指名されたのは、理事長の甥のどんくさい青年、井上志郎。
就職に失敗してフリーターの生活だったのが、突然祭り上げられてしまった。当然、保育士の資格など持っていない。
保育士たちからは歓迎されるはずもなく、初日から雑役係同然にこき使われてヘトヘト。
こんな彼が、最後には奇跡(と、いう名のご都合主義)を起こして保育園を立て直す…なんて、そんな安っぽいアニメみたいなことはありえない!さあ、誰が奇跡を起こすのか!?
そこへ主人公、颯爽と登場。ゆりのは保育園を再建すべくやってきたのは、保育士…ではなく、伝説の再建請負人、妻沼博康(めぬま・ひろやす)。
今までに100社以上の会社、法人を立て直している。
保育士たちとの顔合わせで、妻沼は言い放つ。
「人事、財務、全権委任されています。もしかしたら、誰かに辞めてもらうことになるかもしれません。職員として不適格な人は排除します。それが私の仕事です」
確かに、保育士たちはこのまま仕事をやらせていいのかと思える者ばかりだった。
理事長のいとこで『教育は愛だ』という理想主義者の広瀬美雪。
真面目だがドジばかりの大山奈緒。
世間知らずのタカビーお嬢様、上山すみれ。
勝気で反抗的な小坂朋美。
無口で暗く、占いマニアの高木楓。
こんな保育士ばかりなので、着替えができない子なんて当たり前、トイレだって危なっかしい子も少なくない。ひどいのになると、年長組なのに、つまり来年は学校に上がるのに、まだおしめが取れてない子もいる状態だ。
「今まで、一体何をやってきたんだ!!」
と、妻沼は怒る。
そして、保育士たちにとってはいじめとも思える厳しい再建計画を開始する。
一旦全員解雇、再雇用試験を行い、全員不合格とする。不合格取り消し、再雇用の条件として、今までの3分の1の給料で働かせる。
さらに参観日で親に保育士たちの評価をさせ、評価の悪い者はボーナスカットとする。
理事長の志郎は妻沼に取り入って、保育士たちにコケにされた仕返しに大いばり、のはずだったのだが、妻沼から減給4分の1を言い渡される。
志郎は文句を言うが、「給料分の働きをしてから言え!」とはねつけられる。
妻沼は保育士たちから嫌われるのとは裏腹に、園児たちの心をすぐにつかんでいった。
保育士たちの言うことは聞かないのに、妻沼の言うことは聞く園児たち。
面目をつぶされた保育士たちはクーデターを起こして追い出そうとするが失敗。あちこちに監視カメラが設置してあるので、「妻沼に園児がいたずらされた」というでっち上げはできない。
そして、妻沼の厳しさはますます増していく。
そこまでするのは、全て、本人たちに自分の甘さ、思い上がりを自覚させるためだった。
やがて保育士たちは、底をついた後、前向きの姿勢になり、真剣に仕事に取り組むようになる。
そして、見事に再建を果たす。
理事長と保育士たちの感謝の言葉を胸に抱いた妻沼は、次の仕事場へと去っていく。
仕事に励む理事長と保育士たち、そして妻沼の姿で終幕となる。


傷をなめ合う道化芝居
以上が、私の出すアイデアです。
さあ、これがオタクからの反感を買わずにいられるものか。
なぜ反感を買うのか。答えは簡単、傷をなめ合えないからだ。
今までのヘタレ主人公に慣れきっているから、強くて完成された主人公だと共感できないのだ。どんなに主人公が正しく立派な行動をしたところで。
そして、オタクたちのバッシングが始まる。「妻沼氏ね」「俺の楓ちゃんをいじめるな」だの、どこかの国みたいな問題の本質を見ていない、感情論の嵐だ。プラス、エセフェミニズムだ。美少女たちでスケベな妄想をしておきながら、「いじめるな」も何もないもんだ。
別にスケベな妄想そのものが悪いわけじゃない。美少女がわんさかわんさか出てくるんだ。スケベな妄想をするなと言うのが無理な注文だ。
博物館に行って、たくさんの展示物を見て、「僕がもしあの時代に生きていたら…」という空想をするなって言うようなものだから。
スケベな妄想は結構、多いにすればいい。そのくせ「氏ね」「いじめるな」なんて、愚劣な戯言でしかないのだ。
その点、ヘタレ主人公だと自分と(自分の中で)同化できる。傷のなめ合いができる。しかも美少女たちに囲まれて、もう文句なしだ。どんなに美少女たちにこき使われ、いじめられたところで。
伝説巨神イデオンじゃないが、まさに『傷をなめ合う道化芝居』だ。
そうか、ヘタレ主人公の美少女アニメの需要がある理由って、これだったんだ。
傷のなめ合いのためにあるんだ。傷のなめ合いができないアニメじゃオタク的にだめってことなんだな。
そんな殺伐とした美少女アニメじゃ、フィギュアは出せるとしても、キャラソンなんか出せない。まして、イベントなんて、夢のまた夢だ。
なんともうからないアニメだろう。大赤字間違いなしだ。
こりゃ税金対策に使えるな。
今まで放送されたアニメのキャラソン、イベントで儲け過ぎた分を、これでバッチリ節税できます。
あとは声優さんへのギャラを規定よりグンと上乗せしてあげれば、完璧だ。
「こんな殺伐としたアニメ嫌だ」と言っていても、ギャラを上げればたちまち黙る。
ただでさえ安いギャラだから、コロリと態度を変えること間違いなしだ。それほどまでに待遇がひどいということなのだ。
さて、今回の締めに入ろう。
今回は筆者の空想が大半になった。
さあ、これまたえらいことになった。
オタクがどんな反応をするか、こりゃ見物だ。
「本当は論破できるんだけど、そんな必要ないからやらないだけだもんね」というような、実にいじましい批判をするんだろうな。実際、あったしね。
ここで言うのも、よそで言うのも自由ですが、ここで言う以上はルールに従っていただきます。
それができない方のコメントは、ご遠慮願います。
  1. 2006/02/05(日) 01:24:45|
  2. 安比奈のなないろディップスイッチ
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