安比奈のなないろディップスイッチ

世界一悪い観客、安比奈誠伸のブログです。
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その9:『だから声優やめられない!』を読んでみたの巻

悟空と仲間たちが待っている
前回、コメントを頂いて、まだ勉強不足だなと感じた。
もう少し、声優というものを知る必要がありそうだ…。
そこで、とある本を購入した。今、手元にその本がある。
『山ちゃん』の愛称で親しまれ、洋画の吹き替え、アニメ、俳優、タレントで八面六臂の大活躍の、山寺宏一氏の著書、『山寺宏一のだから声優やめられない!』という本だ。
この本は、1996年から2000年までの間声優雑誌に連載されていた、山寺氏と声優さんたちの対談を一冊にまとめたものだ。
第25回まであって、どこからでも読めるようになっている。
これがなかなか面白かった。
特に印象的だったのは、鶴ひろみさんと冨永みーなさんの回だった。
鶴さんが話したエピソードの一つが、感動的だった。
白血病にかかった息子がいる母親から手紙が来た。
息子はドラゴンボールのファンなのだが、もう次のドラゴンボールの映画までは生きていないだろう、というものだった。
そこで、孫悟空役の野沢雅子さんが中心になって、その子にメッセージを録音したテープを贈った。
「次の映画、絶対観に来てくれよ」
そして、その子は次の映画を観ることができた。
ドラゴンボールを観たくて、命を燃やした…このエピソードは感動した。
悟空が、ブルマが、ヤムチャが、クリリンが…みんなが映画館で待っている。
会いたい。みんなに会いたい…。
約束するね。待っててね。絶対会いに行くからね…。
その一心で、その子は生きたんだろうと思う。
悟空との約束を守れて良かったなあ…。


何かが違い始めていた
でも、鶴さんと冨永さんはこんな話もしていた。
「アイドル声優を終えた人は声優になれないと思う。やはりきちんと芝居できなきゃ難しいんじゃない」
「アイドル声優だろうがなんだろうが、お芝居の上手な人なら認める。お芝居の下手な人はイヤ」
「今、声優をちゃんとやっていて声優というんじゃないんだよね。何か一個仕事したらもう声優さんだもの。時代は変わったね」
これは冨永さんの発言。
「声優ですって現場に来る若い子を見て思う。アニメとか観ていて、ちゃんとお芝居しようよ、人のマネはやめようよ、誰がしゃべっているのかわからないっていうのはやめてって」
これは鶴さん。
なるほど、この頃からすでに、何かが違ってきていたのか。
若手声優に対する苦言は、他の対談でもある。
高島雅羅さんと銀河万丈さんの回。
高島さんいわく、
「スタジオにいても落ち着かない若い子が多いのよ。人の台詞なんて聞いちゃいない。自分の分をやったら、パッと出ていっちゃう。なんで20分ロール終わるまでいられないんだって思っちゃう。共同作業なんだから」
「コーヒー買いに行ったり、タバコ吸いに行ったりしちゃうわけ。それも人がしゃべっている時に平気でドア開けて出ていくのよ」
「トチらずやるけれど、何も伝わらないの」
銀河さんいわく、
「うるさくてしょうがない。あれってたいがい若い子だね」
「みんな手をつないでぬるま湯にいられると思っていられると思うことが不思議。手をつないで安心していられるっていうことがわからない。特にこういう仕事を選んでいる人たちが」
続いて大塚芳忠さん。
「今の若手はふっと来て、ふっと帰って何のコミュニケーションもしないで帰っちゃうものね」
田中真弓さん。
「最近アニメのスタジオなんか行くと悲しくなる。自分のセリフだけ守りたがる人が多い。若い人はそれで精一杯なんだね」
「教える仕事が増えたけれど、(中略)暖簾に腕押し、蛙の面に小便なんだな」
「(若い声優に)『あんたみたいな声の人はいっぱいいるし、どんどん出てくるんだから。40代、50代になったらどうするのよ。そういうこと考えておかないと』って。すると彼が『真弓さんのおっしゃることわかるんですけど、僕はそこまで声優でいたいと思っていませんから。仕事なくなったら別のことやりますから。別にそんなふうに考えていないんです』って。カック~ンときたわ」
三ツ矢雄二さん。
「声優になりたいって子たちに接したとき、声優に対する意識の低さに最初がっかりした。俳優にはなれないけれど声優にだったらなれそうだからっていう子が多いの」
そうか、10年前でさえこうだったのか。
それなら、今の現場はどんな状態なのか、想像にかたくない。
単なるジェネレーションギャップという言葉だけでは、片付けられないような気がする。


声優ってなんだろう
この本に出ている人たちは、みんな今でも活躍中の人ばかりだが、今の声優界を見てどう思っているだろうか。
「活況だな。世間にも認知されてきたし、いい状態だ」と思っているか。
「あいつらはどうにもならないな。顔や声がかわいいだけでまるでだめだ」と思っているか。
絶対後者だ。
いい状態のわけがないじゃないか。確かに金が動くという点では活況かもしれないが、声優の質、アニメの質は落ちるばかりだ。
イベントをやるのも、コスプレして歌うのも仕事だから仕方がないのはわかる。
しつこいようだが私は、それが悪いとは言っていない。
いっそヌードになったって構わない。いや、やるならそれくらいやれ。中途半端に色気出すなと、はっきり言わせてもらいたい。
アイドル活動、それ自体はいいんです。声優は商品なんですから。
だからってそれが芝居が下手だということの免罪符にはならない。
しかし、事務所に一番金をもたらすのはアイドル声優だ。金を生み出す人間が優遇されるのはどこの業界でも同じこと。
実力があるのに出番がなくなって、養成所の講師をやっていたり、端役をやっているばかりのベテランがいる。
舞台があるだろうとはいっても、それだけでは食べていけない。だから声優を続けるしかない。
もともと舞台俳優のアルバイトから始まった声優業界だが、そのアルバイトさえ今はままならない。
もはや怒りを通り越してあきらめが先に立ち、もうダンマリしかない。
でも、たまりにたまった不満はいつか爆発せずにいられるものだろうか。
この本に書かれたことではないが、こんなこともあったらしい。
あまりにも態度の悪い人気若手声優がいて、休憩時間にベテラン声優が、
「監督さん、あいつ、ぶん殴ってきていいですか?」
本当かどうかはわからないが、こういうことが実際にあってもおかしくない。
では、最後に鶴さんの言葉。
「声優っていったい何なんだろうって思う」
ほんと、声優ってなんだろう…まだわからない…。


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  1. 2006/02/26(日) 17:31:55|
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