安比奈のなないろディップスイッチ

世界一悪い観客、安比奈誠伸のブログです。
アイドル声優たちよ、無駄飯、無駄酒、無駄口、無駄遊び、無駄ショッピングの後は、これを読め!
声優志望者たちよ、続けるか辞めるか、迷った時はこれを読め!
アニメ首脳陣よ、声優ファン・アニメファンからどうやって搾取するか、煮詰まった時はこれを読め!
炎上上等!!突撃上等!!
素人の傍目八目な爆言で、喝!!

警告!声優ファンやアニメファン(特にネギまファン、リリカルなのはファン、ゼロの使い魔ファン)は読むのをやめた方が無難です。


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その26:芝居が好きなふりなんかするな!の巻

陰口はバレないように叩いた方がいい
ドイツワールドカップ、日本代表は残念な結果に終わってしまった。
選手も監督も言い訳せずに反省しているので、責めたりはしない。
反省が終わったら、また練習開始だ。
そして、普段のJリーグ、欧州組ならそこでの試合で、結果と経験を積み重ねていってほしい。
最後にかけてあげたい言葉。
4年後、南アフリカで戦おう。
ヒデ、当分引退はできないぞ。
では、本題に入る。
ここの陰口、やんだと思ったらまた別の場所で始まっている。
相も変わらず、ピーピーギャアギャア、文字でわめき散らし続けている。
そこがやんだらまた別の場所で…その繰り返しだ。
改めて言っておきたい。
私は、陰口を叩くなと言った覚えはない。
もう一度言うが、陰口を叩きたければ叩きなさい。
そのかわり、ここには絶対入れません。たったそれだけのことです。
陰口を叩くのはいいけど、もう少しバレないように工夫できないものか。
直にリンクを張ったら、アクセス解析ですぐバレるから。
検索に引っかからないようにするなど、バレないようにしておいた方がいいよ。
それと、歌詞の引用ですが、JASRACの方のアドバイスを受けて改良しましたので、ご心配なく。


ペーペーは黙ってろ
声優志望者たちが、どこでかぎつけたのか、このブログのことを某所でピーピーわめき散らしている。
こういう文章なんだから、腹が立つのも無理はない。
なぜ、腹が立つのか。
書かれている文章がまるで間違ったことばかりだったら、「こんな寝言、読むだけ時間の無駄だ」と途中で読むのをやめて、さっさと忘れてしまえる。
だが、なまじ当たっている部分がある、間違ったことばかりじゃないからどうも気になる。
心に妙に引っかかる。そして、腹が立ってくるんだ。
何を偉そうに、などとグチャグチャと書き散らしたくなる。
うるさい、このペーペーども!!
偉いも何も、こっちは観客サイドなんだ。
どっちが優位かなんて、考えるまでもないことだ。
勝ちたかったら、観客に物が言えるほど偉くなるか、頭良くなるか、さっさとあきらめて観客の立場に戻るしかないんだよ。
とにかくネットでわめいてるようじゃ、声優になんか絶対なれるものか。
そんな暇があったら、稽古すべきなのは言わずもがなだ。
司法試験に受かるよりもはるかに難関なのに、そんなことをしていられる余裕がなぜあるのかがわからない。
どれだけ厳しい世界なのか、知らないはずはないだろう。
以前、ここで批判したB氏だが、私は彼の人間性を疑うが、厳しく徹底した指導には定評のある人のようだ。
厳しい指導に従えば、声優になれる…はずだったのに、そうはならなかった。
生徒たちは彼の言う通りにやってきたはずなのに、誰一人として大成したという人を見たことも聞いたこともない。
結局芽が出ないままデビューできずに声優の道を去っていったり、デビューできても声優をやめていたり、残っていても名前もない端役をやっていたりするばかりだ。
そこらのアイドル声優より演技力は優れているはずなのに。
何が悲しくて、さして優れているとも思えないアイドル声優にペコペコしなければならないのか。
こんなはずじゃなかったのに、だろうな。
講師の教えを守って必死に修業してもこの状態なのだ。
それなのに、繰り返しになるが、どうしてネットでグチャグチャ書き込んでいられる時間があるのか、それがわからない。
本当に声優になりたいのなら、芝居が好きなら、そんなことをしている暇なんて、あるはずがないのだ。
本当は芝居なんて、好きでも何でもないんだろう?
芝居が好きなんじゃなくて、アニメや声優が好きなだけ、声優を目指している自分が好きなだけなんじゃないのか?
芝居が好きでもないのに、好きなふりなんかするな!
悔しかったらがんばってね。


喜んで必要悪になってやる
続いて、陰口とは関係ないが、アイドル声優。
本当に、頭に来る。
普段は言いたいことはろくに言えない。
だから、イベントや雑誌での主人公の悪口大会。
ファンからキャーキャー言われることを大スターになったと履き違え、レコード会社や事務所にとってはただの金づるに過ぎないことに気づかないまま、年を取っていく連中。
いや、気づいていないわけではない。薄々はこれはおかしいと気づいていても、やれプロデューサーが悪い、こんなことを求める客が悪い、無理解な社会が悪いと人のせい周りのせいにして、何かを変えようとしない、変えられっこないと投げ出して、安っぽい自己満足にしがみつこうとする。
結局金さえ入れば、本分たる芝居なんか二の次三の次。「仕事だから仕方ない」と言えば聞こえはいいが、上の者に言われた通りに動くだけで、自ら率先して動く勇気を持たない。
人形には失礼だが、歩く人形、しゃべる人形だ。使う側にしてみれば、これほど都合のいいことはない。
そう言えば、昨年から今年にかけて、しゃべる美少女人形のアニメが大ヒットした…ごく一部で。
その中で、「生きることは戦いだ」などと言う台詞があったが、どうも空々しい感じは否めない。
余談だが、とある地方の街では人形供養の祭りがある。
そのアニメが今年度の公式キャラクターとなり、ポスターで使われていた。
街の人が見たら、「何だこれ」「知らない」という反応だったろう。夜中にやっているアニメなんて、知っている方が不思議だ。
きっと、仕方なかったんだ。よほど切羽詰まっていたんだろう。だから、タイアップする対象の知名度なんかどうでも、手っ取り早く金になる方法を取るしかなかったんだろう。地方自治体は、総じて財政が苦しいから。
でなければ、誰も知らないアニメとのタイアップなんて、するはずがない。
この試みは一応成功し、そっち方面の人々が次から次へと街へやってきて、ジャンジャン金をもたらしてくれたが、素直に喜んでいいものだったろうか、複雑だったのではないか。
ポケモン、ワンピース、ムシキングなどのメジャーどころとのタイアップだったら、もっと堂々とできたし、子供たちは大喜びだったろうが、金にはならない。
子供は大して金を持っていないし、わざわざキャラのために遠くから来てはくれない。
話がそれた。
観客は声優を無条件で愛してくれるほど、甘い連中ばかりではない。
私のような観客だっているのだ。アイドル声優にしてみれば、『悪い客』だ。
騒いでイベントの邪魔をするよりも、声優に変なことをするよりも、もっとたちが悪い客ではないだろうか。
追い払う理由、排除する理由がないのだから。
悪い客で結構。もし私が必要悪となりうるなら、喜んでなってやろうじゃないか。
先ほど書いたことを、もう一回書こう。
芝居が好きでもないのに、好きなふりなんかするな!
悔しかったらがんばってね。
では、最後に訃報です。
第24回で紹介した、『とり・みきの映画吹替王』に出ておられた、俳優・声優の宮部昭夫さんが、6月17日、逝去されました。
ご冥福をお祈り致します。
小学生の頃、『大脱走』で初めてスティーブ・マックィーンを見たのだが、本当にかっこ良かった。
宮部さんの声がなかったら、あのバイクのシーンが、未だに目に焼き付いて離れないものになっていたかどうか。
ヒルツ大尉に、敬礼!!
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  1. 2006/06/24(土) 12:53:49|
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その25:人生相談は答えればいいものじゃないの巻

陰口を叩きたいなら叩けばいい
ここを退場させられた奴が、よそのブログで、第23回に関する陰口を叩いていたのを発見した。
そこの管理人さんに、一緒になってここの陰口を叩いてもらう腹づもりだったのがよくわかる。
残念だったね、逆に賛同してるよ。
あそこの管理人さんくらいに、言葉を丁寧に書いてほしかった、そうすれば素直に納得できた?
嘘つくな、こら。
私がどう書こうと、納得しないくせに。
もう一つ陰口発見。
第19回と第21回でファンにビンタをした声優のことを書いたが、その回のことが某所で話題に上がっていた。
「XXX(声優の名前)がそのブログを見ていないなら、本人のやってることそのものが陰口だ」
だったらやればいいだろう、本人なり、事務所なりに告げ口を。
どうせできっこない。ピーピーギャアギャアと、文字でわめき散らすだけだ。
そういう奴らの声優に対する気持ちは、愛情なんかじゃない、スケベな妄想だけだ。
しかも、自分たちのやっていることは陰口だと思っていないところが、実におかしい話だ。
陰口をそんなに叩きたいなら叩けばいい。
ただし、それをやったらここへの入場及び本HPへの入場は一切お断りします。トラックバック、メールもご法度です。


人生相談の回答のパターン
本題に入ろう。
今回は一休みで、声優・アニメとは関係ない話。
テーマは、『人生相談』。
私は毎朝、食事前に新聞を読むが、その時欠かさず読んでいるのが、人生相談のコーナーだ。
そこには、さまざまな相談が寄せられる。不倫、ひきこもり、職場や近所の人間関係、嫁姑問題etc。
毎日読んでいるうちに、大体回答のパターンが掴めてきた。
1.精神論型
回答者「今は耐えてがんばって下さい」
2.先延ばし型
回答者「今は見守りましょう」
3.気休め型
回答者「そのうち良くなりますよ」
4.たらい回し型
回答者「病院、保健所などに相談してみて下さい」
5.ごまかし型
回答者「息抜きをしてみてはどうですか」
他にももっと、パターンはあるだろう。
これに対する相談者の反応の予想。
1.「これ以上がんばれと言うのか」
2.「いつまで見守ればいいんだよ」
3.「そのうちって、いつだよ」
4.「とっくに行ったよ」または「それができたらやってるよ」
5.「そんな暇ないんだよ」
こんな反応が出ることは大いに想像できる。そして、何の解決にもならない。
ただ答えればいいというものではないのだ。
この新聞に限らず、新聞、雑誌に載っている人生相談は大概このパターンに当てはまることが多い。
時には、トンデモな回答に出くわすこともある。
「子供がカラオケに出かけて夜遅くまで帰ってこない。以前、悪くなりかけたときに児童相談所に相談に行ったら、『自由にさせなさい』と言われたので、自由にさせていたらだんだんひどくなった。どこまで自由にさせたらいいのか」
これに対する回答は、
「子供にいい悪いと言うこと自体が悪いんだ」
まるで回答になっていない。これで良くなるとはどうしても思えない。
こんな風に、なるほど名案だと感心する回答は、なかなか出てこない。
それでも、たまにうまいと思う回答に出会うことはある。
アルバイト情報誌に連載されていた、人生相談のコーナーでの相談。
「今、高校生と同棲しています。彼女の両親には了解済みですが、彼女のことを考えるとこのままでいいのかわかりません。やはり、彼女には高校生らしい生活を送らせてあげたいと思うのですが」
それへの回答は、
「『彼女のことを考えると』なんてきれいごとでごまかすんじゃない。本当は同棲生活に飽きてるだけなんだ。まず君が大人になれ」
これを読んだ時、確かにそうだ、この相談者は彼女を口実にごまかしてるんだ、と同意した。
もっとも、高校生と同棲している、それ自体がおかしいのだが(良く両親が許したものだ)。


パターン破りが一番の模範回答かも
この回答者は多くの雑誌の編集長を経験してきた、敏腕編集者だ。
相談に対しては、容赦ない厳しさで回答している。
「ニューハーフになりたいと思っています。悩んで自殺未遂までした結果、腹をくくることができました。でもどうアクションを起こしたらいいのか。アドバイスを下さい」
それに対する回答は、
「腹をくくったんだろう、甘ったれるな。新宿二丁目に行けばその手の店がある。そこでいろいろ調べてみるくらいのことができなくて、どうして自分の進みたい道に進めるんだ」
でも、決して厳しいだけではない。
「バンドを10年やっていますが、一向に芽が出ず、同じことをずっと繰り返している自分に『これでいいのか?』の気持ちでいっぱいです」
回答は、
「俺も君くらいの頃は、同じようなことで悩んでいたよ。これでいいのかという自問自答、その繰り返しでここまで来たと言ってもいい」
「俺の場合は、道場破りのようによその仕事をやったりした。すると、自分のことが客観的にわかってきた」
「自分の目指す物を見つめて、そこに精神を集中する。そしてオリジナリティを見つけるんだ」
こういう場合、大抵回答は「もうあきらめたほうがいい」か、「あきらめずに続ければ芽は出る」なのだが、そうか、こんな回答もあるんだ、と感心させられた。
この人は、パターンにはまった回答はあまりしない人だった。それだけに、言葉は重かった。
もしかしたら、パターンにはまらない、型破りの回答が一番の模範回答になりうるのかもしれない。
では最後に、某所に寄せられた、声優志望の女子高生からの相談。
「私は頭も悪く運動オンチで見た目もよくありません。得意な特技もありません。大学に進学できる頭もないので将来は声優になるしかないと思っていますが、なれるでしょうか」
それに対する現役声優の回答は、
「失礼にも程がある。あなたのような人に声優になってほしくはないし、また絶対になれないだろう」
ごもっともです。
  1. 2006/06/17(土) 23:18:36|
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その24:「とり・みきの映画吹替王」を読んでみたの巻

二冊目の声優インタビュー本
この間、「とり・みきの映画吹替王」という本を買った。
「山寺宏一のだから声優やめられない!」に続く、二冊目の声優インタビューの本を買ったということになる。

これは、漫画家のとり・みき氏と、外国映画の吹替を担当した声優さんのインタビューを集めた本だ。
もちろん、その中にはアニメに出ている人も決して少なくない。
この本には、声優草創期を築いてきた、まさに大御所中の大御所が勢揃いしている。
その中に、若手代表としてだろうか、山寺宏一さんもしっかりと入っている。
『ロッキー』の羽佐間道夫さんとの合同インタビューがあるが、山寺さんは羽佐間さんを師匠と仰いでいるのだ。
その羽佐間さんは山寺さんを、「あいつは徹底的にリハーサルやるんですよ。街を歩いててもドナルドダックの声で歩いてたりするし」「今や僕が山寺を慕ってます」「困った時の山寺」と絶賛している。
この本を読んでいけばいくほど、声優草創期を駆け抜けてきた、文字通りの役者の中の役者たちの、芝居にかけるものすごい情熱が、はっきりと伝わってくる。
そして、吹替を演じる、海の向こうのスーパースターに対する愛が。
ちなみに私の一押し吹替声優は、この本には載っていないが、ジャッキー・チェンの石丸博也さんだ。
ジャッキーは石丸さんしかやれないということは、おそらくファンならずとも確信するところだろう。
ルパン三世は故・山田康雄さん以外は考えられないのと同じだ。


辛辣、また辛辣
そして、今の声優界に対する苦言はしっかりとあった。
以下は本文からの抜粋である。
元祖スーパーマン、そして喪黒福造の大平透さん。
「(今の声優は)気の毒ですね。昔の名優の吹替えを一つもしていない。(中略)今のアイドル(声優)は話しているようにするだけで、この人物、キャラクターが生き生きと生きてこない。画面から飛び出して、こう(心を)鷲掴みにしない。きれいごとになっちゃう」
「奥様の名前はサマンサ、旦那様の名前はダーリン」のナレーション、中村正さん。
「若い人たちは幸せだなあと思いますね。(中略)幸せなんだからもっとしっかりやったらどうだって言えなくもないですね」
チャールズ・ブロンソンの大塚周夫さん。
「彼らはどうしても口パクが合った時点で『できた』と思っちゃうんですよね」
アラン・ドロンの野沢那智さん。
「声優になる前に、俳優になろうと思ってくれないと困るんです」
ダイアン・キートンの鈴木弘子さん。
「『死ぬ』という言葉が台詞にあると、私なんかにとっては大変な重みがあったりする。でもね、若い子の『死ぬ』ってすごく軽いの。『軽いね。もうちょっと重くならないと次に出てくる台詞が生きないんだけどなぁ』って言っても、重い軽いがわからなくて説明のしようがない」
スティーブ・マックィーンの宮部昭夫さん。
「若い子たちには文学的な勘が全くないですね。(中略)どうしてもだめなんです。活字を追うだけで」
「行間を無視して活字だけを追う読み方をするんです」
「若い人たちも技術はあるんですけど、その裏から人生みたいなものが見えてこないんですよ」
刑事コジャックの森山周一郎さん。
「ソツはないんだけど、聞いてて面白くもなんともない。感動がない」
「使う方が、ソツのない奴しか使わないんだもの。下手でも個性的な奴を育てながら使うには、時間も予算もない。そういう意味で若い連中はかわいそうだよ」
ジョン・ウェイン、そして銭形警部の納谷悟朗さん。
「(トチったら)スタッフの方だって後の編集とか大変でしょう。そう言うことを一切わからずに、間違ったらそこだけやりゃいいんだ、みたいな気分でいるからね」
「(芝居とは)非常に難しい作業なんですよ。それをやってるときに、『ごめ~ん』なんて、もうぶん殴ってやろうかと思いますよ」
Mr.Boo!の広川太一郎さん。
「今の若い人は上手いとか下手だとか、そんな問題じゃないような気がするのね。(中略)マニュアルやメソッドがあって録音もきわめてシステマティックになっているわけで。我々の頃はそのマニュアルがないから試行錯誤して、その試行錯誤が見ている人には熱量として伝わったのかもしれない」
ショーン・コネリーの若山弦蔵さん。
「何の芝居の勉強もしないでテクニックだけは持ってる連中ばっかりですから」
「若い声優といわれる連中は、向上心がなさすぎます」
「20年以上前から僕は、アテレコは悪貨が良貨を駆逐したと思ってますから。これ以上悪くなることはあっても、良くなることはないですよ」
辛辣、また辛辣な言葉のオンパレード。
まさに、ぐうの音も出ない。
そして、今人気のアイドル声優の名前は、どこのページをめくっても出てこない。
インタビューはアニメ声優の本ではないのだから当然ないが、「この子は見込みありそうだ」と推されているアイドル声優の名前は一人も出ていない。
おそらく大半は「養成所からやり直してこい!」と言いたくなる連中だろう。
仮に本当に言ったところで無駄だろうけど。
ただの口やかましいじーさん、ばーさんくらいにしか思っていないだろう。
どうしてトチってないのに怒られるのか、わからないだろうな。


権威から学ぶことだらけなんだ
この安比奈という奴は権威主義者だ、虎の威を借る狐だと言いたい人もいるだろう。
権威イコール悪、そう思っていれば楽だ。ワルぶってるのってかっこいいから。
そういう奴は、人と違うことをする、反体制がかっこいいと思い込んでいる悪ガキバカだ。
残念ながら、世の中は人並みのこともできない、そんな奴を受け入れるシステムにはなっていない。
確かにいつまでも権威にすがっていては、ただの犬になり下がってしまう。
でも、今の声優界はその権威から学ぶことだらけ、そして、学び取れていない人だらけなんだ。
この神々と呼ぶに相応しい人たちの前で、一体何が言えようか。
30分の録音をするのに、29分でトチったら最初からやり直しという世界で生きてきた人たちに。
お遊び半分の、アニメイベントの生アテレコとは天と地の差の、全国に流される生放送の吹替を毎週こなしてきた人たちに。
舞台を幾度とこなし、芝居の酸いも甘いも知り尽くしている人たちに。
そして、芝居に生き、芝居に死ぬ人たちに。

 
  1. 2006/06/10(土) 12:24:03|
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その23:底をついた時が生まれ変わる時の巻

「いじりすぎましたね」
今回のテーマはアニメや声優とは直接関係ないように見えるが、間接には…という話。
私は気に入らない本は途中で読むのをやめてしまうが、気に入った本は何度も読むタイプだ。
その気に入った本の一つが、穂積隆信・著『積木くずし・親と子の二百日戦争』だ。
非行に走った娘を更生させるための、壮絶な戦いの日々を綴った本は、たちまちベストセラーとなった。
本を下敷きにドラマ化され、民放のドラマ部門で史上最高の視聴率を記録した。これは未だに破られていない。
さらに映画化までされ、著者の俳優・穂積隆信氏は夫人と共に教育評論家として脚光を浴び、教育相談所まで設立した。
だが、更生したかに見えた娘は再び補導され、少年院に送られた。両親は離婚し、家庭は崩壊してしまった。娘はその後、芸能界入りするが、麻薬所持で逮捕される。結婚するがまもなく離婚。そして、35歳の若さで死去した。
昨年、『積木くずし・真相』というタイトルで、いわば『完結編』がドラマ化された。
そのドラマの前半で、娘の非行に悩んだ両親が警視庁に相談に行く。話を聞き終わった相談員(担当となった心理鑑別技師・竹江孝氏がモデル)が言う。
「いじりすぎましたね」
これはおそらく、甘やかし(過保護)と厳し過ぎ(過干渉)を一括りにした表現なのだろう。


五つの誓い、そして…
そして、娘との戦いのための『五つの誓い』が出てくる。
1.子供と話し合いをしてはいけない。親の方から絶対に話しかけてはいけない。子供の方から話しかけてきたら、愛情を持って相づちだけを打つ。意見を言ってはいけない。
2.子供に交換条件を出してはいけない。相手の条件も受け入れてはいけない。
3.他人を巻き込んではいけない。どのような悪い友達だと思っても、その友達やご両親のところへ抗議したり、また、電話をかけたりしてはいけない。
4.日常の挨拶は、子供が挨拶しようがしまいが、「おはよう」「お帰り」「お休みなさい」等、親の方から正しくする。子供がそれに応じなくても、叱ったり文句を言ったりしないこと。
5.友達からの電話、その他連絡があった場合、それがいかなる友達からのものであっても、事務的に正確に本人に伝えること。
それに加えて、シンナーを吸っているところを見たら、取り上げること。ただし、絶対に叱ってはいけないと指示される。叱ってやめられるものなら、シンナーを吸う子供はすぐにいなくなるからだ。
数日後、次に出された課題。
今日からお金は一切渡してはいけない。どういう理由があっても渡してはいけない。本人が必要なもの、例えば学用品、下着類、洋服は、必ず両親のどちらかがいっしょに行ってお金を払うこと。
最後の課題。
門限は午後10時。10時までに帰らなかったら、1分過ぎても鍵を開けてはいけない。その時間を守らなかった時、本人の口から『ごめんなさい』という言葉が聞かれたら開けていい。また、娘が連れて来る友達は、誰でも家に入れること。ただし10時になったら、いかなる理由があっても帰らせる。もし帰らなかったら、110番して帰ってもらうこと。
原作では、開けていいのは一度だけで、あとはいかなる例外も認めない、と付け加えられている。
母親が「娘は病弱で…」と言うと、竹江氏は、
「もしお子さんが、家以外のところで倒れたら、誰かが救急車を呼んでくれます。それでも、もしものことがあったら、それはお子さんの寿命です。そこまで覚悟を決めてかからなければ、できません」
とバッサリ斬ってみせた。
新しい課題が出る度に、娘の反発は激しくなっていく。それでも必死に言われたことを守る両親。しかし、原作本では、ルール違反を犯してしまったこと、その時竹江氏に、「本気でお子さんを直す気があるんですか!」と怒鳴られたことが書かれている。
たまらずに夫人が、「あんなことを言うなんて人間じゃないわ」と夫の仕事仲間の女優にぶちまけると、その女優は「そうだ、そうだ」と言ってなだめた後、「でも、ルール違反をしたらしたで、お医者さんはカルテの書きようがないんじゃない?」と、間違いを教えてくれた。さらに、少しも良くならない娘に業を煮やして、竹江氏から離れようとしたとき、「あなたたちは病人なのよ。病人はお医者さんの指示を守らないといけないのよ。今のお医者さんをやめても、他にお医者さんがいればいいのよ。いないんでしょう」と、説得している。
壮絶な戦いが続き、やがて娘は学校に行くと言い出す。底をついて、立ち直ろうという気になったのだ。
「シンナーはもうやりません」と部屋に張り紙をするところで、原作は終わっている。
だが、それは良くなる始まりでしかなかったのに、本を出したことがそれからの悲劇につながる。
竹江氏は「三年早い」と止めたそうだが、その反対を押し切って出したのだ。
本を出したばかりに、つまり途中で禁を破ったばかりに、娘は更生できず、家庭は崩壊した。
本を読んでみて、さらにドラマを見て思ったこと。
確かに竹江氏の指導はどこも間違っていないと思う。抽象的な言葉は一つもなく、全てが具体的な言葉ばかりだ。
なぜ話し合いをしてはいけないのか。信頼関係が破綻しているのに、話し合いなどできるはずがない。
なぜ交換条件を出してはいけないのか。姑息な取引で子供との信頼関係は築けない。
なぜ他人を巻き込んではいけないのか。友達に「うちの子に近づかないで」と文句を言ったら、その友達は「お前の親は何なんだ」と怒るに決まっている。それで子供は親をますます恨むことになる。これは、友達からの電話を正確に本人に伝えること、にも言える。いいかげんな対応をしたら、やはり親を恨むことになる。
なぜ挨拶を親から正しくしなければいけないのか。挨拶をすることで、子供との最低限の線をつなぎ止めておくためだ。
そう考えれば、寸分の狂いもない、的確な方法だ。
しかし、やり過ぎと非難する向きもある。確かにリスクはある。ではなぜ、ここまでするのか。
それは、自分のしていることがどんなことなのかということ、全ては人のせいではなく、自分の招いた結果なのだということを本人に自覚させるためだ。
自分が間違っているということ、このままではだめだということに気づくこと、それが『底つき』だ。
そう深く感じた時に、本人は初めて前向きになる。それが、生まれ変わる始まりだ。
ただ叱るだけではだめなのだ。


どうしたら底つきを感じられるのか
ここで声優・アニメの話に戻る。
ひたすら悪くなるばかりの声優・アニメ界。底なしに悪くなり続けている、と以前書いたが、底はあるのかもしれない。まだ底をついていないだけなのかもしれない。
このままではだめだ、それを心底深く感じない限り、決して声優・アニメ界は良くならない。
薄々思っているだけではだめだ。口ではわかっているふりをして、自分をごまかしているだけだ。
心底深く感じない限り、前向きにはなれない。
一体どうしたら、底つきを感じることができるのか。
役者なのに役者扱いされない、存在さえ無視される、アウトカーストの声優たち。
もしかしたら、無視されているから、いつまでも底つきを感じることができないのか?
では、もし存在を認知してもらえたら…?
「それでも役者か」「素人の方がマシだ」「養成所で何をやってきたんだ」と非難を浴びるだろう。
天狗の鼻をへし折られて、立ち直れないか、それとも前向きになれるか…それはわからない。
では、最後に一言。
この『積木くずし』は、私にも大きな影響を与えてくれた本だ。
私の書いた二次創作小説に、その影響が表れている。
ヒロインたちに自分たちのしていること、してきたことを自覚させる、そして彼女らは前向きの姿勢に変わる…。
そのプロセスを書いたのだが、結局あまりわかってもらえなかった。
「ヒロインたちをそんなにいじめて楽しいか!」と抗議が来た。
最初は、「スケベな妄想を邪魔されて怒っているだけだ」「正義の味方を気取って、白馬の王子様にでもなったつもりか」と頭に来たが、全ては私の文章が下手なせいだ。それで理解されなかった。たまらなく残念だ…。
  1. 2006/06/03(土) 21:55:19|
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