安比奈のなないろディップスイッチ

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その117:2008年春・北海道残雪紀行・夕張編の巻

初めての北海道
4月15・16日、北海道に行ってきた。
北海道はこれが初めてだ。
九州、四国はまだ行ったことがない。飛び越して沖縄に行ったことはあるが。
今回は旅のレポートです。



もしかしたら、夕張が……!?
4月15日、旅行1日目。
午前10時過ぎ、新千歳空港に降り立った。
羽田から一時間半もかからなかった。どうもまだ北海道に来た気がしない。
第一の目的地、夕張へと向かう。
地下駅の新千歳空港から、10時34分発の快速エアポートに乗った。
地下線を走り、地上に出ると南千歳。旧『千歳空港駅』だ。
そこで10時42分の新夕張行きに乗り換える。
列車を待っていると、札幌行きの寝台特急・北斗星が反対側のホームにやってきた。
北斗星 南千歳駅にて

北斗星カラーのディーゼル機関車が重連で走る姿には、やっぱり憧れる。
北斗星を見送った後、新夕張行きが少し遅れて入ってきた。
発車すると、千歳線と別れて石勝線に入る。
窓の景色は、広大な酪農の農場、牧場、そして森林。やっと北海道に来たという実感が沸いてきた。
1時間ほどで新夕張に到着。隣のホームで待っていた夕張行きに乗り換える。石勝線の支線、通称・夕張線の列車だ。
この夕張線から、石炭輸送の鉄道が三本も分岐・接続していた。
沼ノ沢駅から、北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道。清水沢駅から、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線。そして鹿ノ谷駅では、夕張鉄道が接続していた。全ての路線がすでに廃止され、今ではもう跡形もない。
清水沢駅に大夕張線のホームが残っていた。線路は撤去され、どちら方面に伸びていたのかもわからない。
12時22分、夕張に到着。
駅舎の中には、何枚もの黄色いハンカチが掲げられていた。
ご存知の方も多いと思うが、夕張は映画『幸福の黄色いハンカチ』の舞台だ。
ハンカチには、道内、道外から来た人々が書いた、夕張への激励メッセージが書かれている。
外に出る。駅前にはリゾートホテルと日帰り入浴ができる温泉があるが、閉じていて入れない。
駅周辺を少し歩く。天気はとても良く、全く寒くない。すっかり春の陽気だが、まだ雪が所々に残っている。山の斜面にはかなり残っている。
駅前に戻ると、タクシーが一台待っていたので、乗ろうとするが、運転手さんいわく「どこも(見る所は)やってないよ」とのこと。テーマパーク・石炭の歴史村は27日にならないと開かない。『幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば』もまだやっていない。
仕方がないので、どこかで昼食を食べることにする。でも駅前にはコンビニがあるだけで、飲食店は見当たらない。ひとまず、市役所前まで行くことにした。
タクシーを降りると、そこは夕張の中心街。しかし、人影はない。
店は大部分がシャッターを下ろしている。ようやく見つけたそば屋に入って、天ぷらそばを食べた。
キネマ街道という通りを歩く。映画の看板があちこちにあった。ここで毎年、映画祭が催されている。一時は中断したが、今年から復活となった。
夕張の街 1夕張の街 2

夕張が炭鉱の街として栄えていたのは、すでに昔の話。
今は……財政破綻、次々と去っていく住民、地場産業もない。
夕張だけではなく、北海道には炭鉱の閉山で寂れた街が多い。
現在、日本に坑道で採掘する炭鉱はない。釧路炭田など、わずかに残る露天掘りの炭鉱が、細々と採掘を続けているに過ぎない。
採れなくなったのではなく、採っても採算が合わないのだ。
国産炭は質が悪いものが多く、坑道を地下深い所まで造らないとなかなか採れない。安くて良質な輸入炭に頼るようになり、さらにエネルギー革命で石油の時代となり、炭鉱が次々と閉山していった。
石炭輸送のために敷設された北海道の鉄道も、後を追うように廃止されていった。
こうして、日本の炭鉱の歴史は一時幕を閉じた。とはいえ、石炭はまだエネルギーとして現役だ。
年間1億5千万トンの石炭が輸入され、主に火力発電に使われる。国産炭はわずかしか使われない。
もう国産炭はだめだ。残っている炭鉱も続けられない……誰もがあきらめかけていた。
だが、これを書いている最中で、資料集めにネットをチラチラと見ていたら、とんでもないニュースを発見した。
今度は輸入炭のコストが上がり、国産炭とのコストが縮まってきている。さらに、渡りに舟と言っていいのか、原油高騰のダブルパンチとなった。
そこで三井鉱山が北海道美唄市で、炭鉱の復活、再開発を計画している、というのだ。
北海道電力が、中止する予定だった国産炭の発注を続けることを決定した。さらに、ある実業家が、石炭の露天掘り事業計画を夕張市に持ちかけてきたというニュースも見つけた。
思いがけない朗報だ。かといって、簡単に石炭鉱業復活と考えるのは甘い。
露天掘りは安全だが、採掘量は少ない。規模は小さく、日本中からの受注には応じ切れない。
となると、北海道限定での供給となるのだろうか。それに、人材不足、環境問題など、問題は山積だ。
それでも、道内の火力発電に需要があるのならば、釧路や美唄だけでは足りなくなるかも知れない。夕張のヤマ(炭鉱)が復活する可能性はゼロではないのだ。
果たして、奇跡は起こるか。黄色いハンカチが、空一杯に翻る日は来るのか。
もしかして……もしかしたら……を願わずにはいられない。
大分横道にそれたので、このあたりで旅のレポートに戻そう。
どこも閉じていて、行く所がないのでは仕方がない。夕方までいる予定を変更して、13時27分夕張発の列車に乗った。
新夕張に戻った。さて、次はどこへ行くか。せっかく夕張まで来たのに、このまま何もせず今夜の宿を取る札幌へ向かうのはもったいない。
よし、トマムへ行ってみよう。トマムリゾートのトマムだ。


トマムのふきのとう
新夕張から、終点・新得駅まで鈍行、つまり普通列車は走っていない。特急しか走っていないので、この区間だけの乗車の場合、特急券なしで乗れる。
ホームに上がり、少し待っていると帯広行きの特急・スーパーとかち5号がやってきた。発車すると、ぐんぐん加速していく。
速い!
電車も顔負けのスピード、130キロでぶっ飛ばしていくのだ。
いくらカーブが少ないとはいえ、本当にディーゼルなのかと驚くほどだ。
エンジン音はうるさくないし、車内は静かなもの。客室乗務員が車内販売をしていた。
窓の外に向けてカメラを構え、『隣の駅(占冠駅)に行けない駅』として有名だった、楓駅跡を撮影するシャッターチャンスを待つ。
新夕張の隣だった楓駅は2003年に廃止され、信号場に格下げされた。
撮れた!
楓駅跡

ホームはまだ残っているが、待合室はすでに取り壊されている。
楓駅ホーム跡を過ぎると、逆方向からの列車との交換(行き違い)で信号停車をする。
ここから占冠までの間、集落や家が車窓から消える。山奥の原生林の中を列車は駆け抜けていく。
石勝線は、列車交換のための信号場が他の路線と比べて多い。元は駅となるはずだったが、過疎がひどくなり、駅周辺の集落が廃村になったため、信号場になった。
奥地のまた奥地を抜け、新夕張から約20分で占冠に着く。ここには比較的大きな集落、というより町がある。所在地は『占冠村』だが。
そこからまた山奥の原生林の中を走り、15分ほどでトマムに到着した。
駅前には何もなし。トマムリゾートのためだけにある駅だ。
私以外にも降りた客が3人いた。ちゃっかり、アルファリゾート・トマムの送迎車に便乗させてもらった。
送迎車を降りた後、あたりを歩いてみるが、リゾートセンター、レストランなどはどこもやっていない。やっているのは数軒のホテルだけだ。スキーシーズンはすでに終わり、ゴールデンウィークにはまだ早いので、客が見込めないから閉じているのだろう。
これまた、行く所がない。山道をトボトボと30分ほど歩いて降りて、トマム駅に引き返した。
道ばたや沢のほとりで、ふきのとうが芽を出していた。
ふきのとう トマム駅前にて

トマム駅に戻ったが、これから17時2分発、札幌行きのスーパーとかち8号まで、まだ1時間半もある。
待合室の壁には、トマムで期間限定のアルバイトをしていた人たちが書いたとおぼしき落書きがあった。
「もう来たくない」「ATMを置いてくれ」「寒い」……聞いて極楽、行ったら地獄か。
それからホームに座って、ボケーッとしていた。雲一つない快晴だが、日が徐々に傾き始め、寒くなってきた。
ふっと我に返ると、もうすぐ列車が来る時刻となっていた。自動放送のアナウンスが流れる。
ホームに入ってきたスーパーとかち8号に乗ったのは、私一人だけだった。
18時43分、札幌到着。ホテルのチェックイン予約時刻は19時。ギリギリ間に合った。
1日目だけでダラダラと長くなり過ぎたので、今回はここまでにしておこう。
次回、2日目・札幌編へつづく。

今回の要点・夕張、もしかして、もしかしたら……。




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テーマ:北海道旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2008/04/20(日) 22:17:42|
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