オタ芸禁止とは何だ?さて、今回のテーマは何にしようかな……と思っていたら、面白そうな記事を見つけた。
『「オタ芸禁止」人気声優がブログで宣言』
オタ芸禁止? 何だろうこれは?
よし決定、今回はこれにしよう。
親衛隊がオタ芸の原点を作った今回のテーマのきっかけとなった、その記事を抜粋してみる。
ある声優歌手ーー仮にYとしようーーが、「今後一切、私が出演するステージではオタ芸といわれるものは禁止にしたい」とブログで発言した。
「ステージをろくに見ずに勝手に激しい動きをして達成感を得て帰る……というのは、本当に自己満足以外の何ものでもない」
「オタ芸という名前が付いているだけで、それが迷惑行為だという事に気づいて頂きたい」
「オタ芸がないと盛り上がれないじゃないかという意見は、私は違うんじゃないかなと感じます」
こんな主張をしている、というものだった。
これに対してファンからは、「良く言ってくれた」と賛同する意見が多数上がっている。
その後は、評論家らしき人がコメントをしている。
「オタ芸を打つ(踊る)人は自分たちの動きに陶酔しているだけ。路上でも通行の邪魔で、多くの店が迷惑がっている」
「オタ芸は“オタク系アイドル”というジャンルに根付く。禁止されたら他のアイドルに移動するだけ。今はオタ芸向きの曲を出したり、オタ芸を打ちやすい雰囲気のライブにわざとしている面もある」
Yはゲームやアニメで人気を集める声優で、ライブにも頻繁に登場しているだけに影響力は小さくないはず。オタ芸愛好者はどうするか……というところで記事は終わっている。
人気声優……例によって、秋葉原を一歩出た途端、誰も知りません。
この記事だけでは良くわからないので、そのYがやっているブログを読んでみた。
記事の通り、「オタ芸といわれるものは、今後一切禁止にしたい」と言い切っていた。
その後は、やや長めになるが、自分の考えを文章にしている。
言葉や表現に気をつけてはいるが、「迷惑行為をする人は来ないで下さい」とはっきり言い切っている。
詳しいことは、実際に読んでもらった方がいい。誰なのかは、『オタ芸禁止』で検索すればすぐわかる。
オタ芸とは何なのだろうか。
聞いたことはあるが、どんなものかは良く知らないので、少し調べてみる。
ライブなどで、客席にいるオタクが行う独特の掛け声、パフォーマンスのこと。
オタ芸というものが行われ始めたのは、モーニング娘。を擁するハロー!プロジェクト系のライブからといわれている。
オタ芸らしきものがそれまでなかったわけではない。アイドルの熱狂的ファン、いわゆる親衛隊による独特の応援は昔からあった。それが変な方向に過激になったもの、それがオタ芸と呼ばれているようだ。
余談だが、現在、アイドルの親衛隊はない。親衛隊を名乗る団体はあってもただの同好団体だ。
昔はアイドルの応援活動だけにとどまらず、身辺警護、音楽ランキング番組への組織票の投票、派閥争い、厳しい規律や縦型社会と、まるで暴走族やヤクザまがいの親衛隊が存在していた。
おニャン子クラブの解散、バンドブームでアイドル冬の時代に入り、親衛隊は解体していった。
声優には親衛隊なんてありえない。『熱狂的ファン』とやらは口ばかりで、声優を守る気なんかこれっぽっちもない。せこい組織票を投票するくらいだ。
話を戻して、オタ芸の原点は親衛隊によって作られたのは間違いないだろう。
昔は、親衛隊が統制を取っていたので、コンサートが公演中の秩序はいくら場内が熱狂しても保たれていた。とはいえ、親衛隊の派閥抗争で乱闘が起こることはあったが。
しかし、親衛隊がなくなった今、秩序が乱れて……と今回の出来事の原因を特定するのは早過ぎるか。
オタ芸そのものはあってもいいのではないか、しかしそれも程度の問題ではないかと思う。
曲に合わせたオタ芸ならまだいい。しかし、曲に関係ない、あるいは無理矢理曲にこじつけたオタ芸をやられては、アーティストとしては面白くないのではないか。
それも、1度や2度ならともかく何度もやる、他の客の邪魔をする、ひどいときにはステージ進行の邪魔をする。これではアーティスト側も怒ってしまう。
コンサートを観に来たのか、オタ芸をやりに来たのか。目立ちに来たのか、歌を聞きに来たのか。
ライブやコンサートでは、曲の種類にもよるが、観客は熱狂してくると、ろくに歌なんて聞いていないものだ。
がんがんに盛り上がって、もうアーティストが歌詞を間違えても気にならない。歌の途中でのどの調子が悪くなって、声が思うように出せなくても、空元気でごまかしてくれればいい。曲と歌が聞こえてさえいれば、口パクでも何でもいい。
しかしそれはそれ、これはこれだ。
迷惑行為をする人は来ないでくれ。
声優がこの当たり前のことを言っただけでネット上の話題になったということは、いかに今まで声優が何もしなかったか、言わなかったかということなのだろう。
非難を浴びるのを覚悟で、「オタ芸はやめてくれ」と言ったYの勇気には、素直に敬意を表したい。
その上で、あえて厳しいことを言わせてもらう。
オタ芸を禁止したところで、世間の見る目はそう簡単に変わってくれない。
声優=オタクに媚びるアニメのねーちゃんというレッテルは簡単にはがれてくれない。
でも、周りは変えられなくても、自分を変えることだけはできるはずだ。
悪い王様は首を刎ねられる今回の件では、たとえごく一部に向けてとはいえ、客に来ないでくれと言ってしまった。
いわば、お客様=王様の首を刎ねてしまったわけだ。
王様は一番偉い。だが、やめさせられた王様、牢屋に入れられた王様、国外追放にされた王様、そして死刑になった王様もいる。
そういえば、ネパールで5月28日、王制が廃止され、国王は廃位された。
国王は一般市民となってしまったわけだ。
王位を剥奪されたギャネンドラ国王には、先代国王を暗殺したという疑惑が上がっている。事実なら処刑されてもおかしくない。
命は助かっても、国王でなくなるのは、首を刎ねられるのに等しい屈辱だろう。
そう、悪い王様は首を刎ねられることもあるのだ。
首を刎ねられる=客と見なされなくなるのが嫌ならば、今のうちに立ち居振る舞いを正した方がいいかも。
参考文献・ITmedia News 2008年05月23日
Yのブログ
今回の要点・首を刎ねられるのが嫌なら、立ち居振る舞いを正せ。悔しいけれどお前に夢中
ギャランドゥ ギャランドゥ
その熟れた肌潤んだ瞳
ギャランドゥ ギャランドゥ『ギャランドゥ』by 西城秀樹
テーマ:声優 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/06/01(日) 21:18:38|
- 安比奈のなないろディップスイッチ
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