安比奈のなないろディップスイッチ

世界一悪い観客、安比奈誠伸のブログです。
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その163:それは、白い風船にすぎなかった……の巻

あっという間に晩秋
11月も中盤になった。
寒さが増してきた。もう晩秋だ。
秋になったと思ったら、晩秋はあっという間にやってくる。
私の近況報告……ウソウソ、もうやりませんって。



大人になって失ったもの
今回は思い出と今を交えた話。
作家・遠藤周作の作品に、『白い風船』という短編小説がある。
小学6年の時、国語の教科書に載っていた作品だ。
書籍化は、残念ながらされていないようだ。
教科書のために書き下ろされた作品なのだろうかと思っていたが、朝日新聞に掲載されたのが初出らしい。
この話は、4部構成になっている。
プロローグは、主人公『凡太』の紹介が書かれている。
テレビやマンガが大好きで、いつも母親に叱られてばかりの小学生。(プロローグでは何年生かは不明)
続いて、小学2年生の凡太のエピソード。
忍者のテレビドラマを見て、自分も忍者になりたいと夢見る。忍者に会いたいと思って遠くまで来てみたら……いたのである、忍者が。あれほど憧れていたはずなのに、凡太は怖くなって逃げ出してしまう。
実際には、忍者ではなく教会の修道女だった、ということを父親は知っていたが、あえて黙っていた。
次は、小学4年生の凡太。
SFドラマに夢中になり、宇宙人に会いたい、空飛ぶ円盤を見たいと思うようになる。
小遣いを貯めて買った望遠鏡で丘を見てみたら……くらげのような形をした円盤が舞い降りてくるのが見えた。
母親は怒るばかりで信じてくれないが、めげずに凡太は、友達を誘って宇宙人を探しに行く。
土木工事の作業員を「宇宙人が化けている」と思い込んでしまうのだった。
そしてエピローグは、小学6年生になった凡太。
もう忍者を見ることも、宇宙人や円盤を見ることもない。
来年は中学生になる。もう大人みたいなものだと母親は言う。大人になるということは、もう不思議なものを見られなくなるということなのかと凡太は思う。
そしてラスト。久しぶりに望遠鏡を出してみた凡太。
あの円盤を見た丘の方角に目を向けると、丸い白いものがゆっくり空に飛んでいくのが、突然見えてきた。
それは白い風船にすぎなかった。
どこかで子どもが手放した風船が、ふわふわと空を飛んでいるだけだった。
……という話。
白い風船という単語が、ラスト2行で初めて出てくる。ここまで、白い風船の『し』の字も出てこない。タイトルがラストシーンの伏線になっているのだ。
学校の授業でこの物語をやった時、小学生の私にはどうもピンと来なかった。凡太は成長してしまったのに、私はそこまで成長していなかったのだろう。おそらく、大部分の人がそうだったのではないだろうか。
大人になってこの話と再会してみて、ようやく意味がわかった。
白い風船は、少年が大人になり始める象徴だったのだと。
大人になって得たものは多いが、失ったものも多い。
大人はなぜアニメを見ないんだろう、ゲームをしないんだろうと不思議に思う。こんなに面白いのに。
それが年が上がっていくにつれて、アニメ、ゲームからどんどん離れていく。
今は大人も普通にゲームを買い、アニメや特撮を見る時代になった。いや、普通とは言えないかも知れないが、それでも昔よりはアニメを見る大人は多くなった。ゲームをする大人はグンと増えた。むしろ、大人でないと買えないゲーム機やソフトが多い。
私は大学生くらいまではアニメを見ていたし、ゲームもしていたのだが、ここ数年、アニメはほとんど見ていないし、見る気もない。ゲームもバッタリとしなくなってしまった。
これだ、というアニメやゲームがなくなってしまったのもあるが、中途半端に大人になってしまったのだろうか。
そう考えると、何だか寂しいな、という気持ちになってくる。だからといって、今まで散々書いてきた、アニメがだめになってしまったということは否定しない。
大人にしか楽しめないことはあるが、子供の時しか楽しめないことだってあるのだ。
童心に帰る、という言葉があるが、それはもう子供じゃない、大人になってしまったんだということだ。
子供の頃読んでいたマンガが、今では全然面白くない……ということはないが、もう昔のように無邪気には楽しめない。
ここがおかしい、ここが間違っていると、粗ばかりが目についてしまう。楽しければそれでいい、という読み方はもうできない。
それでいいのか、悪いのか、私にもわからない。
考えてもしょうがないことなのかも知れないが。
それはともかく、もう子供時代も、少年時代も帰ってこない。
時々、1日でいいから子供に戻ってみたい、と思うことがある。
早く大人になりたいと思っていたあの頃が、まるで嘘のようだ。
あれこれと制約だらけの子供時代。それに比べたら今の方が自由だが、その代わりに責任というものが重くのしかかってくる。
それが大人というものなのだろう。


夢を忘れたくはない
書いているうちに、何だか寂しくなってきた。
今回の締めは、私が子供の頃なりたかったもの。
地下鉄の運転士、少し大きくなってからは、裁判官。
たとえどれだけ年を取っても、夢を忘れたくはないものだ。
夢は夢として残しておいたままの方がいいとしても。

今回の要点・大人になっても、夢を忘れたくはない。





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テーマ:雑記 - ジャンル:ブログ

  1. 2009/11/15(日) 23:59:38|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

あきらめたら終わりですね。

日記を読んでいて自分もそんなふうに思ったことがありました。今は、大学卒業したものの、内定がなかったので、専門学校生となっています。

大学時代には、将来このようなことになっているとは思わなかったなぁと思います。しかし、今通っている専門学校は、クラスの半分以上が社会人経験者で、不景気なんだなと感じました。
  1. 2009/11/17(火) 21:53:39 |
  2. URL |
  3. Hiroaki #CvPplrP.
  4. [ 編集]

res...

Hiroakiさん

社会人生活を経て、専門学校に入り直す、あるいは大学に入り直すという人は案外多いですね。私の友人にもいます。
目的は様々で、手に職を付ける、勉強をやり直すといったものから、ひとまず無職ではない状態にするといった打算的なものまであります。
あきらめたら、待っているのは破綻ですから、あきらめるわけにはいかないんですよね。
  1. 2009/11/17(火) 21:59:28 |
  2. URL |
  3. 安比奈誠伸 #-
  4. [ 編集]

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  1. 2017/01/28(土) 20:31:34 |
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