安比奈のなないろディップスイッチ

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その171:なぜ推理マンガは受けにくいのか?の巻

今回の前書きはパス
また? という声が聞こえてきそうだ。



推理マンガは探偵が出てくればいいってもんじゃない
今回のテーマは、推理マンガ。
推理マンガと言えば誰でも思いつくのが、『名探偵コナン』と『金田一少年の事件簿』。
この2大ヒット作がしのぎを削りあっていた頃は、推理マンガブームと呼ばれた。
しかし、これ以外の推理マンガのヒット作品を、見たことも聞いたこともない。
推理マンガは、大ヒット作がほとんどないのだ。
藤子不二雄A氏は、「推理小説は盛んだが、推理マンガはどうもパッとしない。僕も推理小説のファンなので、何度かマンガで傑作をと思い、探偵マンガ、推理マンガを描いたことがあるが、残念ながらみんな失敗してしまった」と著書で書いていた。
藤子A氏は、江戸川乱歩原作の、『怪人二十面相』シリーズのマンガ化作品を描いているが、どうも受けなかったようだ。
マイナーどころになるが、エニックス(現・スクウェアエニックス)の『少年ギャグ王』という雑誌があった。
その連載作品で、『ぼくらの推理ノート』シリーズというものがあった。
小学校編の『少年探偵彼方』、中学校編の『続・少年探偵彼方』、登場人物と舞台の学校を一新した『聖クラリス探偵団』の三部作だ。
読者参加型のクイズ形式になっていて、毎回、前回の解答編と、今回の問題編の二部構成となっている。
クイズの正解者の中から抽選で20名に、テレホンカードが当たるという仕組みだ。
はっきり言ってしまおう。
これ、つまらない。
それもシリーズが進めば進むほど、つまらなくなっていく。『聖クラリス』に至っては、登場人物の設定はギャグとしか思えない。雑誌名通りだ。
ウィキペティアによれば、このシリーズに使われているクイズは、雑学などを利用した知識のテストではなく、『帰納的な論理法』のゲーム。これを解くには論理の組み立てが必要となる。主に主力読者層である小学生以上であれば解けるように、問題を設定してあるらしい……などと書いてあるが、5秒で解けてしまう時もあるし、3日かかっても解けないときもあり、難易度がバラバラ。
『続・彼方』の最終問題(最終回の1回前)は、どういうわけか何の変哲もない、ただの迷路だった。良くこれで、編集者はOKを出したものだ。
『聖クラリス』では、問題編の最後の数ページをヒントとしていた。そこに入る前に、「上級者の人はここから先を読まないで問題に答えてね」と、注意書きが書かれていた。
そこを読むか読まないかで、問題の難易度が読者側で変更できるよう工夫されたというが、せっかく描いたのに読み飛ばされては、漫画家としては屈辱だ。飛ばさずに、全部読んで欲しいと思うのが漫画家の切なる思いだ。
また、問題編において、ページが余ったのか、推理に直接関係がない科学知識の解説(核融合、インターフェロンなど)で半ページか1ページ埋まっている、ということが多々あった。
科学者のおっさんが出てきて「まもなく地球を第5氷河期が襲う。その時のために、核融合を使った暖房の研究をしている」うんぬんかんぬん。
この科学者さんは、「地球温暖化なんて嘘っぱちだ」と確信しておられるのですね。先見の明があるお方のようで。
そこで、核融合について図解つきでベラベラとしゃべらせて、余ったページを埋めて、はい、事件発生。
乗った飛行機がハイジャックされる。
ドアが開いてヒロインが外に放り出される。
主人公が釣り糸を椅子と自分に括りつけてドアから外に飛び出し、ヒロインを間一髪キャッチ……ん? 何で追いついてキャッチできるの?
主人公は鉄腕アトムですか。
さらに、中学生二人でぶら下がっても切れない細い釣り糸、飛行機は海の上に不時着するが、ぶら下がった二人も海面に叩きつけられ、全身打撲で即死……どころか、ずぶ濡れになっていてもケガしている様子が全くない。
あげく、問題は……核融合、関係ないじゃん。
このシリーズは原作者と作画者の分業になっている。原作者は本物の科学者なのだとか。
科学者先生、あちこちでトラブルを起こしている方のようだ。新人作家や読者とネット上でケンカをしていたらしい。
読者からの「(あれは)おかしくないですか?」という質問、というよりクレームに「これは私の世界ですので文句を言われる筋合いはありません」と返していた。
作家がそれを言っちゃおしまいだ。
シリーズが連載されていた『ギャグ王』が休刊することになり、連載はおしまいとなった。(その時は少年Gag-Ohと誌名が改名されていた。余談だが、改名されてたった3号で休刊となった)
最終作となった『聖クラリス』の単行本は、大量に描き下ろしがされて発行され、完結となった。
つまらないと書いておきながら、その後散々書いたのは、本当は面白いと思っていたんじゃないかって?
その通り。推理より粗探しが面白かった。ストーリーはあってないようなものだし、キャラクターに個性はろくにないし、『笑わせるマンガ』ではなく、『笑われるマンガ』の見本だ。
話が大分推理マンガからそれてしまった。
どうして推理マンガは受けないのか。
推理ものは、読む方も書く方(描く方)も考えなければならない。「作者が犯人で、読者が探偵」と藤子A氏は位置づけている。
マンガと小説は全く違うものだ。
小説は字の媒体だから、読みながら考える、想像するということが容易にできる。
しかしマンガは、絵と字の媒体なので、読みながら考えるということが難しい。
絵を追って、登場人物の台詞も追って、ストーリーも追って、そして考える……いっぺんにやれという方が無理な注文だ。
「この『考える』ということが、推理マンガのパッとしない理由かも知れない」と、藤子A氏はコメントしていた。
ただ殺人事件が起きて、探偵が出てきて、事件を解決すればいいというものではないのだ。
『コナン』や『金田一』は、読む、考えるを一気にやらせるパワーがあったから、大ヒットしたのだろう。


持ち込み、推理マンガはやめておけ
他にも、推理マンガはたくさん出てきたが、どれもみんな小物ばかり。
「そんなのわかるわけないだろ!」というメチャクチャなトリックが、あるわあるわ。
ギャグならともかく、人が死んでいるシリアスな推理ものだと失笑ものだ。
新人賞に推理マンガは多数送られてきているだろうが、入賞した作品なんてあったためしがない。
もし、マンガの原稿持ち込みをやろうという人がいたら、推理マンガはやめておいた方がいい。
ベテランがやってもほとんど受けないのに、まして新人だったら絶対に受けないから。

今回の要点・推理マンガは作者が犯人、読者が探偵。でも探偵になってくれる読者を得るのは難しい。





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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/08(月) 23:59:04|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

デスノートは推理漫画として大ヒットしたと思うのですが、そのことを記事に書かないのはなぜですか? デスノートは推理漫画の枠ではないということですか?
  1. 2010/03/17(水) 16:10:46 |
  2. URL |
  3. 切原 #5ndVl0f6
  4. [ 編集]

res...

切原さん

そうですね、探偵は出てきますが、探偵もの、推理ものとして扱われてはいません。
むしろ、デスノートをめぐる戦いを描いたものと見た方が正確ではないでしょうか。
  1. 2010/03/17(水) 19:53:30 |
  2. URL |
  3. 安比奈誠伸 #-
  4. [ 編集]

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