安比奈のなないろディップスイッチ

世界一悪い観客、安比奈誠伸のブログです。
アイドル声優たちよ、無駄飯、無駄酒、無駄口、無駄遊び、無駄ショッピングの後は、これを読め!
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アニメ首脳陣よ、声優ファン・アニメファンからどうやって搾取するか、煮詰まった時はこれを読め!
炎上上等!!突撃上等!!
素人の傍目八目な爆言で、喝!!

警告!声優ファンやアニメファン(特にネギまファン、リリカルなのはファン、ゼロの使い魔ファン)は読むのをやめた方が無難です。


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その24:「とり・みきの映画吹替王」を読んでみたの巻

二冊目の声優インタビュー本
この間、「とり・みきの映画吹替王」という本を買った。
「山寺宏一のだから声優やめられない!」に続く、二冊目の声優インタビューの本を買ったということになる。

これは、漫画家のとり・みき氏と、外国映画の吹替を担当した声優さんのインタビューを集めた本だ。
もちろん、その中にはアニメに出ている人も決して少なくない。
この本には、声優草創期を築いてきた、まさに大御所中の大御所が勢揃いしている。
その中に、若手代表としてだろうか、山寺宏一さんもしっかりと入っている。
『ロッキー』の羽佐間道夫さんとの合同インタビューがあるが、山寺さんは羽佐間さんを師匠と仰いでいるのだ。
その羽佐間さんは山寺さんを、「あいつは徹底的にリハーサルやるんですよ。街を歩いててもドナルドダックの声で歩いてたりするし」「今や僕が山寺を慕ってます」「困った時の山寺」と絶賛している。
この本を読んでいけばいくほど、声優草創期を駆け抜けてきた、文字通りの役者の中の役者たちの、芝居にかけるものすごい情熱が、はっきりと伝わってくる。
そして、吹替を演じる、海の向こうのスーパースターに対する愛が。
ちなみに私の一押し吹替声優は、この本には載っていないが、ジャッキー・チェンの石丸博也さんだ。
ジャッキーは石丸さんしかやれないということは、おそらくファンならずとも確信するところだろう。
ルパン三世は故・山田康雄さん以外は考えられないのと同じだ。


辛辣、また辛辣
そして、今の声優界に対する苦言はしっかりとあった。
以下は本文からの抜粋である。
元祖スーパーマン、そして喪黒福造の大平透さん。
「(今の声優は)気の毒ですね。昔の名優の吹替えを一つもしていない。(中略)今のアイドル(声優)は話しているようにするだけで、この人物、キャラクターが生き生きと生きてこない。画面から飛び出して、こう(心を)鷲掴みにしない。きれいごとになっちゃう」
「奥様の名前はサマンサ、旦那様の名前はダーリン」のナレーション、中村正さん。
「若い人たちは幸せだなあと思いますね。(中略)幸せなんだからもっとしっかりやったらどうだって言えなくもないですね」
チャールズ・ブロンソンの大塚周夫さん。
「彼らはどうしても口パクが合った時点で『できた』と思っちゃうんですよね」
アラン・ドロンの野沢那智さん。
「声優になる前に、俳優になろうと思ってくれないと困るんです」
ダイアン・キートンの鈴木弘子さん。
「『死ぬ』という言葉が台詞にあると、私なんかにとっては大変な重みがあったりする。でもね、若い子の『死ぬ』ってすごく軽いの。『軽いね。もうちょっと重くならないと次に出てくる台詞が生きないんだけどなぁ』って言っても、重い軽いがわからなくて説明のしようがない」
スティーブ・マックィーンの宮部昭夫さん。
「若い子たちには文学的な勘が全くないですね。(中略)どうしてもだめなんです。活字を追うだけで」
「行間を無視して活字だけを追う読み方をするんです」
「若い人たちも技術はあるんですけど、その裏から人生みたいなものが見えてこないんですよ」
刑事コジャックの森山周一郎さん。
「ソツはないんだけど、聞いてて面白くもなんともない。感動がない」
「使う方が、ソツのない奴しか使わないんだもの。下手でも個性的な奴を育てながら使うには、時間も予算もない。そういう意味で若い連中はかわいそうだよ」
ジョン・ウェイン、そして銭形警部の納谷悟朗さん。
「(トチったら)スタッフの方だって後の編集とか大変でしょう。そう言うことを一切わからずに、間違ったらそこだけやりゃいいんだ、みたいな気分でいるからね」
「(芝居とは)非常に難しい作業なんですよ。それをやってるときに、『ごめ~ん』なんて、もうぶん殴ってやろうかと思いますよ」
Mr.Boo!の広川太一郎さん。
「今の若い人は上手いとか下手だとか、そんな問題じゃないような気がするのね。(中略)マニュアルやメソッドがあって録音もきわめてシステマティックになっているわけで。我々の頃はそのマニュアルがないから試行錯誤して、その試行錯誤が見ている人には熱量として伝わったのかもしれない」
ショーン・コネリーの若山弦蔵さん。
「何の芝居の勉強もしないでテクニックだけは持ってる連中ばっかりですから」
「若い声優といわれる連中は、向上心がなさすぎます」
「20年以上前から僕は、アテレコは悪貨が良貨を駆逐したと思ってますから。これ以上悪くなることはあっても、良くなることはないですよ」
辛辣、また辛辣な言葉のオンパレード。
まさに、ぐうの音も出ない。
そして、今人気のアイドル声優の名前は、どこのページをめくっても出てこない。
インタビューはアニメ声優の本ではないのだから当然ないが、「この子は見込みありそうだ」と推されているアイドル声優の名前は一人も出ていない。
おそらく大半は「養成所からやり直してこい!」と言いたくなる連中だろう。
仮に本当に言ったところで無駄だろうけど。
ただの口やかましいじーさん、ばーさんくらいにしか思っていないだろう。
どうしてトチってないのに怒られるのか、わからないだろうな。


権威から学ぶことだらけなんだ
この安比奈という奴は権威主義者だ、虎の威を借る狐だと言いたい人もいるだろう。
権威イコール悪、そう思っていれば楽だ。ワルぶってるのってかっこいいから。
そういう奴は、人と違うことをする、反体制がかっこいいと思い込んでいる悪ガキバカだ。
残念ながら、世の中は人並みのこともできない、そんな奴を受け入れるシステムにはなっていない。
確かにいつまでも権威にすがっていては、ただの犬になり下がってしまう。
でも、今の声優界はその権威から学ぶことだらけ、そして、学び取れていない人だらけなんだ。
この神々と呼ぶに相応しい人たちの前で、一体何が言えようか。
30分の録音をするのに、29分でトチったら最初からやり直しという世界で生きてきた人たちに。
お遊び半分の、アニメイベントの生アテレコとは天と地の差の、全国に流される生放送の吹替を毎週こなしてきた人たちに。
舞台を幾度とこなし、芝居の酸いも甘いも知り尽くしている人たちに。
そして、芝居に生き、芝居に死ぬ人たちに。

 
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  1. 2006/06/10(土) 12:24:03|
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  4. | コメント:2
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コメント

スケベエなヲタじゃない!

まともな人が
まともな意見を
まともにぶつけてくれる。
こんな当たり前な事に胸を強く打たれるなんて…。
こんなに真面目にブログを読んだ事は今までありませんでした。
  1. 2006/07/16(日) 14:45:17 |
  2. URL |
  3. 寅夫 #MuPSZuVc
  4. [ 編集]

res..

寅夫さん>はじめまして。
私は、今思っていることを、精一杯の言葉でぶつけました。
だから、きついこともあえて書きました。
たとえそれで憎まれてもいいと思っています。
憎まれることに恐れはありません。
  1. 2006/07/16(日) 14:57:36 |
  2. URL |
  3. 安比奈誠伸 #-
  4. [ 編集]

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